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GeminiリードとノーベルAI化学賞受賞者が1週間で競合へ流出 — Google株が1年ぶり最大の急落

6月22日、CNBCが「Alphabet paces for worst day in a year on AI concerns after high-profile exits」と題した記事を公開した。Google(Alphabet)のAI研究者2名の相次ぐ離脱が株価急落を招いた経緯について詳しく報じている。

6月22日、CNBCが「Alphabet paces for worst day in a year on AI concerns after high-profile exits」と題した記事を公開した。Google(Alphabet)のAI研究者2名の相次ぐ離脱が株価急落を招いた経緯について詳しく報じている。


GeminiリードとノーベルAI化学賞受賞者が1週間で相次いで離脱

AlphabetのGoogle株が月曜日の朝に7%下落し、過去1年で最悪の下落ペースとなった。Nasdaqおよびほかのメガキャップテックをアウトパフォームしてのマイナスだ。背景には、1週間のうちに2名の著名AI研究者が競合他社へ移籍したことがある。

最初の離脱は、Noam Shazeer(ノアム・シェイザー)だ。GoogleのGemini AIモデル開発を率いるエンジニアリング担当バイスプレジデント(VP of Engineering)で、先週水曜日にOpenAIへの移籍を発表した。Shazeerは2021年にGoogleを去り、Daniel De FreitasとともにチャットボットスタートアップCharacter.AIを設立した人物だ。2024年8月にGoogleがCharacter.AIのモデルライセンスを取得するとともにShazeerを採用する形でDeepMindユニットへ復帰しており、復帰からわずか2年足らずでの再離脱となる。

続いて金曜日、John Jumper(ジョン・ジャンパー)がDeepMindを去ってAnthropicへ移ることを発表した。JumperはDeepMindでVP兼エンジニアリングフェローを9年間務め、2024年にGoogleのDemis HassabisとともにノーベルAI化学賞(ノーベル化学賞)を受賞した研究者だ。タンパク質の立体構造を予測するAI「AlphaFold」の共同開発者として知られ、AlphaFoldは現在までに2億以上のタンパク質構造を予測し、生物学・医学研究の時間を数年単位で短縮したとされる。


AIインフラ投資への懸念が重なる

株価下落には、もう一つの火種も重なった。日曜日にMicrosoftのSatya Nadella CEOがWall Street Journalのインタビューで「AIジャイアントへの依存を減らすべきだ」と発言し、AIモデルはコモディティ化しつつあるとの見方を示した。この発言は本記事の主題である人材流出とは直接関係しないが、同日の株価下落を増幅させる材料として重なった形だ。

元記事によれば、Alphabetは2024年10月以降に約1,410億ドル規模のAIインフラ投資を続けている。モデルがコモディティ化し代替可能になるとすれば、この投資規模に見合うリターンが得られるかどうか——投資家がそう疑念を持つのは自然な流れだ。

さらに月曜日には、GmailとYouTubeの障害報告も重なり、Alphabetにとって悪材料が集中する1日となった。


人材流出がビジネスリスクになる時代

今回の動きが示すのは、AI開発における人材の希少性と市場への影響力だ。ShazeerのようなGeminiコアモデル開発者や、Jumperのようなノーベル賞クラスの研究者が競合へ移ることは、単なる組織的損失にとどまらず、投資家の信頼を直接揺さぶる。

Alphabetは5月のGoogle I/OでGemini 3.5 FlashモデルやAIエージェント「Gemini Spark」を発表したばかりだった。製品リリース直後にコアメンバーが抜けるというタイミングの悪さも、市場の不安を増幅した。


詳細はAlphabet paces for worst day in a year on AI concerns after high-profile exitsを参照していただきたい。