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サムスンがChatGPTを全社員に解禁 — 2023年の情報漏洩禁止令から一転、OpenAI史上最大級の企業導入へ

6月22日、Dataconomyが「Samsung adopts ChatGPT Enterprise and Codex across global workforce」と題した記事を公開した。この記事では、サムスン電子がChatGPT EnterpriseとCodexを全社展開し、OpenAI史上最大級の企業導入事例の一つとなったことについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。

6月22日、Dataconomyが「Samsung adopts ChatGPT Enterprise and Codex across global workforce」と題した記事を公開した。この記事では、サムスン電子がChatGPT EnterpriseとCodexを全社展開し、OpenAI史上最大級の企業導入事例の一つとなったことについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。


2023年の禁止から一転、全社展開へ

サムスン電子は、ChatGPT EnterpriseとOpenAIのAIコーディングアシスタントCodexのグローバル展開を開始した。対象は韓国国内の全サムスン電子社員と、世界各地のDevice eXperience(DX)部門の社員だ。

この展開が注目される理由は、サムスンの過去の経緯にある。2023年、サムスンは社員がChatGPTに自社の機密コードを入力して情報が漏洩するという事故を受け、生成AIツールの社内利用を全面禁止した。それからわずか3年足らずで、同じツールを全社展開するという方針転換は、エンタープライズにおけるAI活用の潮流がいかに急速かを示している。

導入の地ならしは段階的に進んでいた。2025年末、Samsung SDSがOpenAIとリセラー契約を締結し、ChatGPT Enterpriseの社内展開と、韓国初のChatGPT Enterprise外販認定パートナーとなった。さらに2025年9月には、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長とOpenAIのSam Altman CEOが、OpenAIのStargateデータセンター計画向けの先端メモリチップ供給に関する覚書に署名しており、今回の全社展開はその延長線上にある。


何ができるようになるか

社員はChatGPT Enterpriseを情報検索・文書作成・アイデア出し・データ解釈といった知識業務に活用する。Codexは開発者だけでなく、非技術系の社員も含めてソフトウェア・社内ツール・Webサイトの作成やワークフロー自動化に使える点が特徴だ。利用にあたっては社内の厳格なセキュリティポリシーに従う。

サムスンの「AX(AI Transformation)」イニシアティブの一環として、DX部門は2026年6月12日からChatGPT・Google Gemini Enterprise・Anthropic Claudeの3サービスの外部生成AI利用を開始した。従来Claudeのみを利用していたDevice Solutions(半導体)部門も同日にChatGPTへのアクセスを開始し、Geminiは今年後半に追加予定だ。


Codexの普及状況

OpenAIが公開した数字によると、Codexの週間利用者数は全世界で500万人を超え、韓国では2026年2月1日以降の週間アクティブユーザーが約800%増加している。サムスンの全社展開がこの数字をさらに押し上げる可能性がある。


エンタープライズAI競争の最前線

今回の契約は、OpenAI単独ではなくGoogleやAnthropicも並行導入しているのが実態だ。サムスンが特定ベンダーに依存せず複数の生成AIを比較・併用する体制を採ったことは、大企業のAI調達における一つのパターンを示している。2023年の禁止騒動を経験した企業が、セキュリティポリシーを整備した上でエンタープライズ版を選ぶという流れは、今後の企業AI導入の参考事例になるだろう。

詳細はSamsung adopts ChatGPT Enterprise and Codex across global workforceを参照していただきたい。