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ChatGPTが「聞かれる前に動く」AIに — 毎朝8時に天気・ニュース・予定をまとめて届けるスケジュール機能が話題

6月25日、Eric Hal Schwartzが「I just tried ChatGPT's new scheduled tasks feature…」と題した記事を公開した。この記事では、ChatGPTの新機能「Scheduled Tasks(スケジュールタスク)」を実際に使い、毎朝のブリーフィングや日常的なリマインダーとして活用した体験について詳しく紹介されている。

6月25日、Eric Hal Schwartzが「I just tried ChatGPT's new scheduled tasks feature…」と題した記事を公開した。この記事では、ChatGPTの新機能「Scheduled Tasks(スケジュールタスク)」を実際に使い、毎朝のブリーフィングや日常的なリマインダーとして活用した体験について詳しく紹介されている。


ChatGPTが「受け身」でなくなった

AIアシスタントの根本的な限界は、常にユーザー側からの入力を待っている点にある。どれだけ高度になっても、「使う側が思い出して聞かなければ何もしない」という構造は変わっていなかった。

ChatGPTが6月25日に発表したScheduled Tasksは、この構造を変える機能だ。リマインダーの送信、定期的な情報更新、特定トピックの監視と通知といったことを、ユーザーが都度リクエストしなくても実行できる。

利用できるのはChatGPT Plus・Pro・Business・Enterpriseユーザーのみ。画面左側のメニューに「Projects」と「Apps」の間に新たな項目として追加されており、ここからすべてのタスクを管理できる。

※編集部の考察:Google AssistantのRoutinesやApple Shortcutsのオートメーションなどもトリガーベースのタスク自動化を提供しているが、それらは基本的にルール設定UIやショートカット編集画面を必要とする。ZapierのようなノーコードツールはApp連携が前提だ。Scheduled Tasksの差別化点は、設定インターフェースが「普通の会話」である点と、ChatGPTが蓄積しているコンテキストをそのままタスク実行に活用できる点にある。「AIが文脈を知っている状態でスケジュール実行する」という組み合わせは、既存サービスにはなかった切り口と言える。


設定はチャットで完結する

特徴的なのは、設定に専用のUIや自動化ビルダーが不要な点だ。普通の会話と同じように、やりたいことを文章で伝えるだけでよい。

筆者は最初に「週3回の夜にサックスの練習を思い出させてほしい」と伝えた。ChatGPTは即座に承諾し、その夜、学べる曲のリンク付きでリマインダーを送ってきた。

通知の受け取り方は複数ある。

  • スマートフォン: ChatGPTアプリの通知を有効にしておけばプッシュ通知が届く
  • ブラウザ: デスクトップ通知を許可しておく
  • メール: ChatGPTの設定でメール通知を有効にすれば、結果がメールで届く

試した3つのユースケース

1. 定期リマインダー(週3回のサックス練習)

前述のとおり、最もシンプルなユースケース。設定は会話1回で完了し、その夜から動き始めた。

2. 毎日午後4時に「子どもと遊ぶゲームの提案」

より実用的なテストとして、毎日16時に「子どもと外で遊べる短いゲームのアイデアを送る」よう依頼した。帰宅前のタイミングで届いた提案は、恐竜の名前を覚えながら走り回れるゲームで、子どもも気に入ったという。

「考えなければならないタイミングを過ぎる前に提案が届いた」という点を筆者は強調している。情報が正確かどうかより、届くタイミングが価値を決めるという観点だ。

3. 毎朝8時のモーニングブリーフィング(最も面白いユースケース)

3つ目のテストが最も興味深い。「平日の毎朝8時に、地元のイベントや知っておくべき重要情報を簡潔にまとめて送ってほしい」と依頼した。

翌朝届いたのは、当日の天気・前日の選挙結果・ワールドカップの試合日程・試合が交通に与える影響のまとめだった。通常であれば複数のウェブサイトやSNSを確認して回る作業が、1通のメッセージに集約された形だ。


「大きな時短」ではなく「小さな認知負荷の削減」

筆者が2日間使って気づいたのは、Scheduled Tasksが劇的に時間を節約するわけではないという点だ。

「個々のタスクは、ちょっとした義務を内部のToDoリストから取り除いてくれた。節約されるのは膨大な時間ではなく、小さな精神的労力だ」

天気確認、リマインダー、子どもとの遊びの提案——それぞれ単体では個別のアプリで代替できる。ただ、すべてが同じ会話の文脈の中でつながっている点が他のサービスとの違いだと筆者は指摘している。ChatGPTがコンテキストを記憶しているため、ユーザー側が覚えておく必要がなくなる。

従来のAIアシスタントが「ニーズに応答する」ものだとすれば、Scheduled Tasksは「ニーズを先取りする」設計だ。この違いが、実際に使うと想像以上に機能している理由だろう。


詳細はI just tried ChatGPT's new scheduled tasks feature…を参照していただきたい。