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DeepSeekが全部門2倍の大規模採用へ — 初の外部調達で74億ドルを確保した中国AIが「AGIの前夜」を掲げてOpenAIに挑む

6月26日、Craig Haleが「Humanity now stands on the eve of AGI': DeepSeek wants to "at least double the size of every department" as company pursues hiring spree in pursuit of AGI」と題した記事を公開した。中国のAI企業DeepSeekがAGI(汎用人工知能)の実現を掲げ、全部門を少なくとも2倍に拡大する大規模採用を発表したことについて詳しく報じている。

6月26日、Craig Haleが「Humanity now stands on the eve of AGI': DeepSeek wants to "at least double the size of every department" as company pursues hiring spree in pursuit of AGI」と題した記事を公開した。中国のAI企業DeepSeekがAGI(汎用人工知能)の実現を掲げ、全部門を少なくとも2倍に拡大する大規模採用を発表したことについて詳しく報じている。


「人類はAGIの前夜に立っている」

DeepSeekが大規模な採用活動を開始した。同社は「全部門を少なくとも2倍の規模に拡大する」と宣言しており、その動機としてAGIの追求を掲げている。

「人類は今、AGIの前夜に立っている」——DeepSeekはこのような声明とともに採用強化を発表した。同社がAIスタートアップとして設立されてから、まだ3年しか経っていない。

このニュースが注目を集める背景には、DeepSeekのここ1年余りの急成長がある。2025年1月に公開した推論モデルDeepSeek-R1は、OpenAIのo1と同等水準の性能を大幅に低いコストで実現したとして世界的に話題を呼び、それ以降は米国企業を含む幅広い組織への採用が加速した。その勢いを受けての大規模拡張宣言という文脈で読む必要がある。

DeepSeekはAGIという言葉を広く使っているが、これはOpenAIやAnthropicなどの欧米勢が繰り返し用いてきたフレーミングでもある。中国企業がこれほど明示的にAGIを組織目標として掲げるのは、業界的にも珍しい。


初の外部資金調達で74億ドルを確保

採用拡大の背景には、資金面での変化もある。DeepSeekはもともと中国のヘッジファンドHigh-Flyerから派生したスピンオフ企業であり、これまで内部資本を主体に運営してきた。今回は同社として初の外部資金調達ラウンドを完了し、74億ドル(約1兆円超)を調達。企業評価額は500億ドル超に達した。

なお、元記事には調達額の出所や内訳の詳細は明記されていない。「CEOのLiang Wenfeng(梁文鋒)自身が約5分の2を拠出した」との情報が一部報道で流れているが、元記事に同様の記述があるかは確認が取れていないため、本記事では出典不明として言及にとどめる。

比較として、OpenAIは2025年3月時点で評価額8,520億ドルを掲げていた(現時点では変動している可能性がある)。規模の差は歴然だが、DeepSeekの成長速度は際立っている。


採用方針と狙うポジション

採用に関してDeepSeekは独特の姿勢を示している。

「DeepSeekの採用哲学は、新入りに最もコアで重要なタスクを直接担わせることだ」

同社はこの発言により、即戦力の「天才」を求めているわけではないことを示唆している。育成を前提とした積極採用という姿勢だ。

具体的な募集職種としては、サーバーサイド開発エンジニア事前学習データエンジニアスーパーコンピューティングクラスターの研究開発エンジニアなどが挙げられている。また、プロダクトマネジメント職の採用も含まれており、これはDeepSeekがこれまでの研究重視の姿勢から、顧客向けプロダクトや商業機会の開拓へとシフトしつつあることを示唆している。

採用の拠点は、杭州本社と北京R&D拠点が中心になると見られる。


GPU規制という制約の中での拡大

DeepSeekが置かれた状況は単純ではない。米国の輸出規制により、NvidiaのH100などの最新世代GPUへのアクセスは依然として制限されている。同社はすでに中国の半導体大手Huaweiと提携しており、Huaweiのチップ上で効率的に動作するようモデルをチューニングしている。

一方、商業面では追い風も吹いている。以前の報道によれば、米国企業がOpenAI、Anthropic、Googleなどの代替としてDeepSeekのモデルを採用するケースが増えている。コスト効率の高さが評価されているためだ。GPU規制で上流を絞られながらも、下流の市場では存在感を高めているという構図だ。


詳細はHumanity now stands on the eve of AGI': DeepSeek wants to "at least double the size of every department" as company pursues hiring spree in pursuit of AGIを参照していただきたい。