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OpenAIがカスタムGPTを12月廃止へ — 外部API連携は自動移行されず、プラグインへの再構築が必要なケースも

9月19日、Mixed Newsが「OpenAI is retiring custom GPTs, here's what carries over to plugins」と題した記事を公開した。OpenAIが2023年11月に導入したカスタムGPTを廃止し、「プラグイン」への移行を進める計画の詳細をまとめたものだ。

9月19日、Mixed Newsが「OpenAI is retiring custom GPTs, here's what carries over to plugins」と題した記事を公開した。OpenAIが2023年11月に導入したカスタムGPTを廃止し、「プラグイン」への移行を進める計画の詳細をまとめたものだ。


最も影響が大きい点:カスタムアクションは自動移行されない

まず押さえておくべきは、外部APIを活用したカスタムGPTを運用している場合、その連携は自動で引き継がれないという点だ。

OpenAIが公開した移行FAQによると、GPTのカスタムアクション(外部API連携)は移行ワークフローの対象外となっている。対応する公式コネクターまたはカスタムMCPサーバーを使って統合を一から再構築する必要がある。

MCP(Model Context Protocol)とは、LLMと外部ツール・データソースを接続するためのオープンなプロトコルで、Anthropicが提唱し業界標準として普及しつつある仕組みだ。社内システムや外部サービスとGPTを接続していた開発者・管理者は、この点を最優先で確認する必要がある。

その他に移行されない要素は以下の通りだ:

  • 会話スターター(Conversation starters)と過去のチャット履歴
  • 選択モデル(例:GPT-4oなど指定していたモデル)
  • 動作の完全な一致(OpenAIはプロンプトテストを強く推奨している)

カスタムGPTが廃止へ——移行先は「プラグイン」

OpenAIは、ChatGPT上で誰でも独自のアシスタントを作れるカスタムGPT機能を廃止する方針を明らかにした。2023年11月の導入から約2年での幕引きだ。後継となる「プラグイン」は、再利用可能な指示(スキル)と外部アプリを組み合わせた仕組みで、Chat・Work・Codexの各環境をまたいで動作する。なお、WorkはOpenAIの業務向けコラボレーション環境、CodexはAIによるコーディング支援環境を指す。

廃止のタイムラインはEnterprise(法人向け)プランのみ確定している。9月11日に管理者への通知が行われ、9月17日を移行作業の開始目標日(ただし保証ではない)とし、9月25日に新規GPT作成が終了、そして12月11日にカスタムGPTが完全に動作停止する。

Free・Plus・Pro向けの個人プランは現時点で日程が未確定だ。FAQでは「同じスケジュールに従う可能性がある」と述べており、詳細は製品内通知で案内されるとしている。すでに個人アカウント(Free・Go・Plus・Pro)では新規GPTの作成と公開が不可能になっており、既存のGPTは引き続き利用できるが、編集には対象サブスクリプションが必要だ。

カスタムGPTは2023年11月のDevDayで発表され、コードを書かずにチャットベースでAIアシスタントを構築・共有できる仕組みとして広く普及した。GPTストアには数百万件のカスタムGPTが公開されているとされており、ビジネス用途から個人の趣味まで多岐にわたって活用されてきた。今回の廃止は、そうした多数のユーザー・開発者に影響を及ぼす可能性がある。


他社GPTを使っている場合も注意が必要

見落としがちなポイントとして、企業が公開したGPTを個人アカウントから使っている場合も影響を受ける。Enterprise向けワークスペースで作成された公開GPTは、個人アカウントから開いても企業側のタイムライン(Enterpriseは12月11日)に従うため、突然使えなくなる可能性がある。また、公開GPTへのアクセス権は、その後継プラグインへのアクセス権を保証しない点も明記されている。

移行後、元のGPTは廃止日まで読み取り専用で動作を続けるが、作成者であっても削除できなくなる。廃止後はGPTディレクトリから削除され、リンクは後継プラグインへリダイレクトされる予定だ(ただし、アクセス権がある利用者のみ)。


移行の流れと夏以降の動き

移行の手順は、GPTの作成者またはワークスペース管理者がGPTを公開状態にしたうえで移行を実行するものだ(一般公開は不要)。GPTの「指示(Instructions)」はプラグイン内の「スキル」として、連携アプリはプラグインの「アプリ」として引き継がれる。

今夏のOpenAIはこの整理を着々と進めてきた。7月9日にはアプリディレクトリをプラグインディレクトリへ置き換え、8月30日には公式のDALL·E GPTを廃止した(ユーザーが独自に作った画像生成GPTは対象外)。


今すぐやるべきこと

OpenAI自身が推奨する対応策は明確だ:

  1. 自分が使っているGPTをリストアップし、誰が作成したかを確認する
  2. その指示内容・参照ファイル・連携先・テスト用プロンプトを手元に記録する
  3. カスタムアクションを使っているGPTを優先的に対応する

Enterpriseは12月11日が確定期限。Free・Plus・Proプランの個人ユーザーは日程がまだ未確定のため、製品内通知が届いたタイミングが実質的な締め切りとなる。自動移行されない要素が複数ある以上、通知を待たず早めに棚卸しを始めておくことが望ましい。


詳細はOpenAI is retiring custom GPTs, here's what carries over to pluginsを参照していただきたい。