9月25日、BleepingComputerが「OpenAI is preparing a $500 ChatGPT Pro Max plan with faster Codex」と題した記事を公開した。OpenAIが未発表の新サブスクリプションプラン「ChatGPT Pro Max」を準備中との情報が浮上している。現行の最上位プラン(月額200ドル)の2.5倍にあたる月額500ドルという価格設定と、Cerebrasとの連携による超高速コード生成能力が最大の注目点だ。
月500ドルのPro Maxプランが浮上
OpenAIの公式発表に先行する形で、「ChatGPT Pro Max」と思われる新プランがChatGPTのサブスクリプション画面に出現し始めている。X(旧Twitter)上のアカウントTestingCatalogが発見したもので、既存の「Plus」「Pro」と並ぶ形でUIに表示されている。
価格は月額500ドルで、VAT(付加価値税)を含む地域では最大600ドルになるとされる。これは元記事が言及している現行の最上位プランである月額200ドルのProプランの2.5倍にあたる設定だ。

「Fastest Work and Codex」が最大の注目点
現時点でPro Maxの詳細な仕様は非公表だが、UIに記載されている説明文から以下の内容が確認されている。
- 最速の作業速度とCodexへのアクセス("Fastest Work and Codex")
- 最上位のフロンティアモデルへのアクセス
- 最大メモリ
- 100GBのファイルストレージ
- 新機能への早期アクセス
ここで言及されている「Codex」は、OpenAIが開発したコード生成に特化したAIモデル群の総称であり、GitHub Copilotの基盤技術としても知られる。現在は主にAPIおよび一部プラン向けに提供されており、Pro Maxでは一般ユーザー向けに高速アクセス枠が拡張される可能性がある。
「早期アクセス」は現在の200ドルProプランにも含まれており、Pro Maxへの移行で既存機能がどう変わるかは不明だ。利用上限(usage limit)についても未公表のため、200ドルプランとの差分は現時点では測れない。
Cerebrasが高速推論を支える可能性
「Fastest Work and Codex」という表現の背景として元記事が指摘しているのが、Cerebrasとの連携だ。CerebrasはAI推論向けに特化したチップ「WSE(Wafer Scale Engine)」を開発するスタートアップで、GPUクラスタとは異なるアーキテクチャによって極めて高いトークン出力速度を実現している(OpenAIとのパートナーシップ詳細)。
元記事によると、OpenAIはCerebrasのハードウェアを使った超高速AI推論の展開を進めており、Codex-SparkがCerebras上で毎秒1,000トークン超で動作したと報告されている。また、GPT-5.6 SolがウルトラファストモードでCerebras上において毎秒最大750トークンの出力を達成したことも実証済みとされる。なお「Codex-Spark」「GPT-5.6 Sol」はいずれもOpenAIのモデルバリアントだが、現時点では正式な製品ページは公開されていない。
Pro Maxの「高速Work・Codex」がCerebrasによって実現される可能性は十分あるが、OpenAIもCerebrasも両者の接続を公式に認めてはいない。
$200プランは現在新規停止中
タイミング的に見逃せない点として、現行の月額200ドルProプランは9月10日から新規加入およびアップグレードが一時停止されている。Pro Maxへの移行準備と関係している可能性は高いが、OpenAI側からの説明は出ていない。
既存のパワーユーザーから「200ドルプランの使用量では足りない」という声は以前からあり、500ドルプランはその需要に応える形での展開となりそうだ。
未確定要素が多く、正式発表を待つ段階
現時点でOpenAIはPro Maxの存在を公式に認めておらず、価格・機能・提供時期のいずれも確定情報ではない。UIへの露出はベータテストや内部準備段階での流出である可能性があり、最終的な仕様が変わる余地は十分ある。AIサービスの料金帯がエンタープライズ寄りに上昇し続けるなかで、ChatGPT Pro Maxはその最前線に位置するプランとなりうる。正式発表の内容と照合しながら続報を待ちたい。
詳細はOpenAI is preparing a $500 ChatGPT Pro Max plan with faster Codexを参照していただきたい。




