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Anthropic

AnthropicがNscaleと約6.5兆円規模のデータセンター第2弾契約を交渉中 — Microsoft撤退の逆風下でも続くインフラ調達ラッシュ

10月20日、CNBCが「Anthropic in talks with neocloud Nscale over second multibillion-dollar deal, source tells CNBC」と題した記事を公開した。Anthropicが英国のネオクラウド企業Nscaleと進めているのは、約450億ドル(約6.5兆円)規模に達する可能性がある第2弾のデータセンター契約だ。第1弾の締結からわずか数か月での大型続報であり、Claude需要の急増がいかに凄まじいかを示している。なお、この金額はあくまで交渉中の規模感であり、確定額ではない点に留意されたい。

10月20日、CNBCが「Anthropic in talks with neocloud Nscale over second multibillion-dollar deal, source tells CNBC」と題した記事を公開した。Anthropicが英国のネオクラウド企業Nscaleと進めているのは、約450億ドル(約6.5兆円)規模に達する可能性がある第2弾のデータセンター契約だ。第1弾の締結からわずか数か月での大型続報であり、Claude需要の急増がいかに凄まじいかを示している。なお、この金額はあくまで交渉中の規模感であり、確定額ではない点に留意されたい。


Nscaleを巡る逆風:Microsoft撤退と株価下落

第2弾交渉の詳細に入る前に、Nscale自身が置かれた厳しい状況を押さえておきたい。英国紙The Telegraphが10月18日に報じたところによると、MicrosoftがロンドンのNscaleデータセンター契約から撤退した。原因は英国の送電網への接続遅延で、英国全土で広がる電力グリッド問題の影響とされている。

Nscaleの広報担当者はCNBCに対し、「このプロジェクトへのコミットメントは変わらず、代替電源を模索中だ。MicrosoftとのリレーションシップはあくまでLondon固有の送電網問題によるものであり、他の契約への影響はない」とコメントした。

同社は9月にニューヨーク証券取引所(NYSE)への上場申請を済ませており、IPOを前にしたタイミングでの打撃となっている。ネオクラウドセクター全体にも投資家の目は厳しく、競合のCoreWeaveとNebiusの株価は過去1か月でそれぞれ28%・27%下落しており、重い借入負担への懸念が背景にある。

そのような逆風の中でAnthropicがNscaleとの交渉を継続していることは、需要側の切迫度を物語っている。


第2弾の契約:460MWのデータセンターをウェストバージニア州に

事情に詳しい関係者がCNBCに語ったところによると、Anthropicはウェストバージニア州の既存サイトに建設される2基目の460メガワット(MW)データセンターのコンピューティング容量をリースする契約を交渉中だ。契約規模は約450億ドル(約6.5兆円)に達する可能性があるという。Bloombergが10月19日に本件をいち早く報じており、CNBCが続報として確認した形だ。AnthropicはCNBCへのコメントを断っている。

Nscaleとの第1弾契約は今年8月に報じられており、今回はその直後に続く形となる。


なぜAnthropicはネオクラウドを選ぶのか

Nscaleは、NvidiaがバックするネオクラウドとしてAI向けデータセンターを自社建設またはリースし、AIラボにコンピューティング容量を提供するビジネスモデルをとっている。AWS・Azure・Google Cloudといったハイパースケーラーと異なり、ネオクラウドはAI特化のGPUクラスターを迅速に構築・提供することに特化しており、調達スピードと柔軟な契約形態が強みだ。

※編集部の考察:Anthropicがハイパースケーラーに加えてネオクラウドも積極活用している背景には、特定クラウドベンダーへの依存リスクを分散しながら、GPU在庫をより直接的に確保できるという戦略的判断があるとみられる。ハイパースケーラーとの契約は既存インフラの活用という点で有利だが、ネオクラウドは目的特化型のクラスターを短期間で立ち上げられるため、需要急増への即応という観点で補完的な役割を果たしている可能性がある。


Anthropicのインフラ調達ラッシュ

Anthropicは今年、自社のAIモデル「Claude」に対する需要急増によりインフラに「避けがたい負荷」がかかっていると明言した。それ以降、コンピューティング容量の拡大に向けてパートナー企業との大型契約を次々と締結・交渉している。

公表済みの主要なパートナーは以下の通りだ。

  • **AMD**(Advanced Micro Devices):GPU・アクセラレーター供給
  • SpaceX(イーロン・マスク傘下):インフラ関連
  • **Google**:クラウドインフラおよび出資関係
  • **Broadcom**:カスタムチップ開発

これらの契約はいずれも規模・内容の詳細が完全には公開されていないが、GPU不足が続くAI業界において、複数のハードウェアベンダーおよびインフラプロバイダーと並行して調達先を確保するAnthropicの姿勢は、計算資源の確保が競争力の根幹であるという認識を反映している。今回のNscaleとの第2弾交渉は、その攻勢がさらに加速していることを示すものだ。


詳細はAnthropic in talks with neocloud Nscale over second multibillion-dollar deal, source tells CNBCを参照していただきたい。