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OpenAIが評価額187兆円で最大45兆円の調達へ — UAE主導のIPO前ブリッジ資金調達、競合Anthropicとの上場競争も激化

10月22日、CNBCが「OpenAI nears up to $30 billion funding round at $1.25 trillion valuation led by UAE investors」と題した記事を公開した。AI業界の巨人OpenAIが、IPOを視野に入れた史上最大級の資金調達ラウンドに近づいているという内容だ。評価額1.25兆ドル(約187兆円)という数字はAIスタートアップ史上最高水準であり、競合Anthropicとの上場競争が本格化しつつある今、この動向はAI業界全体の資金調達環境を占う重要な指標となる。

10月22日、CNBCが「OpenAI nears up to $30 billion funding round at $1.25 trillion valuation led by UAE investors」と題した記事を公開した。AI業界の巨人OpenAIが、IPOを視野に入れた史上最大級の資金調達ラウンドに近づいているという内容だ。評価額1.25兆ドル(約187兆円)という数字はAIスタートアップ史上最高水準であり、競合Anthropicとの上場競争が本格化しつつある今、この動向はAI業界全体の資金調達環境を占う重要な指標となる。


評価額1.25兆ドル、最大300億ドルの調達へ

サンフランシスコを拠点とするOpenAIは、評価額1.25兆ドル(約187兆円)で最大300億ドル(約45兆円)を調達する資金調達ラウンドに近づいている。事情を知る複数の関係者が明らかにした。

この評価額はプレ・マネー評価、すなわち今回調達する新規資本を含まない現時点での企業価値を指す。ポスト・マネー評価(調達完了後の企業価値)とは異なる点に注意が必要だ。

ラウンドをリードするのはUAE(アラブ首長国連邦)の政府系投資家で、米ヘッジファンド・VCのCoatueが共同リードとして参加する。今回の調達は潜在的なIPOを前にした「オポチュニスティック(機会主義的)なブリッジ調達」として位置づけられている。

OpenAIが新ラウンドの協議を開始したのは9月で、CNBCが以前報じた通り、投資家側から打診があったことがきっかけだ。OpenAIは木曜日(現地時間)、来週末までに署名取得を目指すと投資家に伝えた。ただし、ラウンドの最終規模はまだ決定していない。


UAE投資家との関係はコンピューティング契約にも波及

資金面だけでなく、商業上の契約交渉も並行して進んでいる。UAE側との追加コンピューティングキャパシティの確保を目的とした取引であり、投資と実インフラの双方で連携を深める構図だ。

OpenAIは2月、2030年までに総コンピューティング支出として約6000億ドル(約90兆円)を見込んでいると投資家に説明していた。今回のUAEとの契約は、その調達戦略の一環とみられる。


IPOは2027年を目標も、タイミングは流動的

OpenAIは6月にIPO目論見書(S-1)をSECに秘密裏に提出済みだ。CFOのSarah Friarは8月に社内向けに「2027年に上場する」と明言している。一方、CEO Sam Altmanは9月に「今すぐ上場するのは得策ではない」と発言しており、上場タイミングを慎重に見極めている段階だ。


競合AnthropicはすでにIPO準備を加速

記事が比較対象として取り上げているのが、OpenAIの主要競合であるAnthropicだ。Anthropicも6月にSECへの秘密提出を完了しており、現在は潜在的な投資家との面談を積極的に進めている。

資金調達の面では、Anthropicは5月に評価額9650億ドル(約145兆円)のラウンドバリュエーションで、調達額650億ドル(約97兆円)※のラウンドをクローズ済みだ。評価額と調達額は別の数字である点に注意が必要で、前者はその時点での企業価値、後者は実際に外部から集めた資金の総額を指す。

※なお、650億ドルを1ドル=150円換算すると97.5兆円となるため、本文中の「約97兆円」はその近似値である。

OpenAIの1.25兆ドルという評価額は、AnthropicのラウンドクローズをわずかながらAIスタートアップ史上最高水準として上回るものだ。AIインフラへの巨額投資が続く中、両社のIPO競争は2027年にかけてさらに注目される局面に入る。


詳細はOpenAI nears up to $30 billion funding round at $1.25 trillion valuation led by UAE investorsを参照していただきたい。