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ChatGPTとRobloxがEU最厳格プラットフォーム規制の対象へ — AIチャットボット初の指定、違反すれば売上高の6%制裁金

7月31日、The Next Webが「ChatGPT, Roblox set for the EU's strictest platform rules」と題した記事を公開した。この記事では、EUのデジタルサービス法(DSA)において、ChatGPTとRobloxが最も厳格な規制ティアに指定される見通しとなったことについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。

7月31日、The Next Webが「ChatGPT, Roblox set for the EU's strictest platform rules」と題した記事を公開した。この記事では、EUのデジタルサービス法(DSA)において、ChatGPTとRobloxが最も厳格な規制ティアに指定される見通しとなったことについて詳しく紹介されている。以下に、その内容を紹介する。


AIチャットボット初のDSA最上位ティア指定へ

欧州委員会がOpenAIのChatGPTとゲームプラットフォームRobloxを、デジタルサービス法(DSA)の最厳格ティアに指定する方針を固めた。指定は早ければ8月にも実施される見込みだ。

この件はBloombergが最初に報じた。報道によれば、ChatGPTの検索機能は「超大規模オンライン検索エンジン(VLOSE: Very Large Online Search Engine)」、RobloxはVLOP(Very Large Online Platform: 超大規模オンラインプラットフォーム)として分類される。両サービスともDSAの指定トリガーであるEU域内の月間アクティブユーザー4,500万人を超えている。

欧州委員会のスポークスマン、Thomas RegnierはReutersの取材に対し、指定は「確実に可能であり、遅かれ早かれ行われるだろう」と述べた。OpenAIはブリュッセルとの協議を継続していると表明。Robloxはコメントしていない。


指定されると何が変わるか

VLOP/VLOSE指定はすでにMeta、X、Amazon、TikTokなど約24のプラットフォームに適用されている。指定から4ヶ月以内にコンプライアンス対応を完了しなければならない。

主な義務は以下のとおりだ。

  • 年次リスク評価と独立した外部監査の実施
  • 透明性レポートの定期公開
  • 広告の透明性確保
  • プロファイリングに基づかないレコメンドフィードの提供
  • 規制当局および認定研究者へのデータ提供
  • 犯罪行為の報告義務
  • 監督手数料の負担

違反した場合、全世界の年間売上高の最大6%に相当する制裁金が科される。

DSAが最上位ティアに求める本質は「システミックリスクの管理」だ。違法コンテンツ、選挙干渉、差別、ジェンダーに基づく暴力、そしてユーザーの心身の健康に関わるリスクを特定・軽減することが義務づけられる。「チャットボット」と「子ども向けゲーム」という文脈において、これらは抽象論ではない。


なぜこの2サービスなのか

Robloxは明確な理由がある。 子どものオンライン安全に関する訴訟や批判を受け、年齢確認や年齢別チャット機能の導入を進めている。DSAの主要な保護対象が未成年者であることを踏まえれば、数百万人の子どもが集まるRobloxが標的になるのは必然だ。

ChatGPTはより前例のないケースだ。 OpenAIは、チャットボットが危機状態のユーザーへの対応を怠ったとして遺族から不法死亡訴訟を起こされており、フロリダ州もOpenAIとSam Altman CEOを提訴している。生成AIプロダクトを最上位ティアに組み込むことで、欧州委員会はチャットボットを「見逃すべきツール」ではなく「規制対象のプラットフォーム」として位置づける意思を明確にした。AIチャットボットがDSAの最厳格ティアに指定されるのは初めてのことだ。


DSA執行の実績と限界

欧州委員会はDSA施行以来、十数件の調査を開始してきた。AliExpressには5億5,000万ユーロの制裁金を科し、Temuにも処分を下し、Xには1億2,000万ユーロの課徴金を課した(Xは現在控訴中)。MetaにはSNSの依存性設計に関する調査を拡大し、TikTokには子どもの安全に関する訴追を行っている。

一方でトランプ政権は、DSAをアメリカ企業への「経済的恐喝」と批判している。また、批評家からは「欧州は自ら構築できないプラットフォームを規制しているだけだ」という指摘も出ている。

Xの事例が示すように、指定は是正の保証ではない。制裁金を科されたにもかかわらず、Xがオンライン安全の模範とは程遠い状況にある。とはいえ、インターネット上で最も注目されるサービスの内部を監査機関に開放させることは、各社の自己申告を鵜呑みにするよりは意味がある。


詳細はChatGPT, Roblox set for the EU's strictest platform rulesを参照していただきたい。