powered by TechFeed
表示モード
Google

GeminiがMAU10億人を達成——GmailやYouTubeより速くGoogleの「最速成長プロダクト」に、ただし月1回利用でもカウント

8月12日、Ars Technicaが「Gemini becomes Google's fastest-growing product ever as it hits 1B users」と題した記事を公開した。GoogleのAIアシスタント「Gemini」が月間アクティブユーザー10億人を達成し、Google史上最速で成長したプロダクトとなったことが報じられている。

8月12日、Ars Technicaが「Gemini becomes Google's fastest-growing product ever as it hits 1B users」と題した記事を公開した。GoogleのAIアシスタント「Gemini」が月間アクティブユーザー10億人を達成し、Google史上最速で成長したプロダクトとなったことが報じられている。


Geminiが10億MAUを達成——Google史上最速

GoogleのCEO、Sundar Pichai氏がX(旧Twitter)で発表した。Geminiの月間アクティブユーザー(MAU)が10億人に到達した。元記事によれば、GoogleはこれまでにもMAU10億人を超えたプロダクトを13本持っているが(Gmail、Maps、YouTube等)、そのどれよりも速くこのマイルストーンへ到達したのがGeminiだ。

ひとつ重要な注釈がある。この10億人という数字は、GeminiアプリまたはGemini Webインターフェースを直接開いてプロンプトを入力したユーザーのみを対象としている。GmailのAIメール整理、Google DriveのAI要約、検索のAI Overviews——これらを使っているだけではカウントされない。過去1ヶ月に1度でもGeminiを直接使ったユーザーが対象だ。


63%がボイス入力——「声だけ」ユーザーも増加中

GeminiのVPであるJosh Woodward氏は追加データを公開した。

  • アクティブユーザーの**63%**がボイス入力を利用
  • ボイス入力ユーザーの中には「テキストを一切使わない」ボイスオンリーユーザーが増加傾向
  • Gemini Live(2024年8月にAndroid向けに初公開され、その後iOS・デスクトップにも展開されたリアルタイム音声会話機能)利用者の**20%**がカメラやスクリーンを共有してサポートを受けている

音声UIの比率がこれほど高い数字は、スマートフォン中心の利用シフトを示している。デスクトップ前提で設計してきたエンジニアにとっては、ボイスインターフェースの設計・対応が現実的な課題になりつつある状況だ。


1日1億5000万枚の画像生成

画像生成の規模も桁違いだ。Geminiユーザーは毎日1億5000万枚の画像を生成している。Woodward氏によれば、企業がマーケティング素材の作成に活用しているケースが多いという。もっとも、その相当数はミームやジョーク画像だろう、とも述べている。

生成された画像にはGoogleのAI透かし技術「SynthID」が埋め込まれている。ただし、Ars Technicaが7月に検証した記事では、SynthIDが技術的には機能していても「AIコンテンツへのラベリングは長期的に機能しない可能性がある」と指摘されており、1日1億5000万枚という規模感を考えると、その懸念はリアルだ。


学生ユーザー向け学習ツールを近日公開

教育用途の利用も顕著だ。学校関連のリクエストの**38%**にファイルの添付が含まれているとのことで、Googleは今後数週間以内に学習ツールの新機能を複数リリースする予定だという。


「10億」の意味をどう読むか

ChatGPTを擁するOpenAIは2025年時点で週間ユーザー5億人を突破していると発表しており、AIアシスタント市場は急速にコモディティ化している。なお、OpenAIの数字は「週次」、GeminiのMAU 10億は「月次」と集計単位が異なるため、単純な大小比較には注意が必要だ。GeminiのMAU 10億という数字は、Googleがこのレースで後れを取っていないことを示すデータである一方、計測の定義(月1回でも使えばカウント)には留意が必要だ。

詳細はGemini becomes Google's fastest-growing product ever as it hits 1B usersを参照していただきたい。