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GoogleのGemini 4 Argon発表——社内で80万行をRustに移行済み、出力トークン上限は64,000から100万に拡張

10月1日、Ars Technicaが「Google announces Gemini 4 Argon AI model, but you can't use it yet」と題した記事を公開した。Googleが新AIモデル「Gemini 4 Argon」を発表したものの、一般ユーザーはまだ利用できない状況にあり、その詳細を紹介している。「まだ使えない」フロンティアモデルGoogleが新AIモデル「Gemini 4 Argon」を発表した。コーディング、ナレッジワーク、サイバーセキュリティ分野でのトップクラスの性能を謳っているが、現時点では一般公開されておらず、APIの料金も未発表だ。Googleは今年6月にGemini 3.5 Proを予告し、その後の夏は小規模なFlashモデルを続々と投入してきた。Gemini 4 Argonはその流れを断ち切る、同社の「フロンティアモデル」への本格的な回帰と位置づけられる。社内では既に本番投入済み一般ユーザーが待たされる一方で、Google社内のエンジニアはすでにArgonを広範に活用しているという。具体的な実績として記事が挙げているのが以下の2...

10月1日、Ars Technicaが「Google announces Gemini 4 Argon AI model, but you can't use it yet」と題した記事を公開した。Googleが新AIモデル「Gemini 4 Argon」を発表したものの、一般ユーザーはまだ利用できない状況にあり、その詳細を紹介している。

「まだ使えない」フロンティアモデル

Googleが新AIモデル「Gemini 4 Argon」を発表した。コーディング、ナレッジワーク、サイバーセキュリティ分野でのトップクラスの性能を謳っているが、現時点では一般公開されておらず、APIの料金も未発表だ。

Googleは今年6月にGemini 3.5 Proを予告し、その後の夏は小規模なFlashモデルを続々と投入してきた。Gemini 4 Argonはその流れを断ち切る、同社の「フロンティアモデル」への本格的な回帰と位置づけられる。

社内では既に本番投入済み

一般ユーザーが待たされる一方で、Google社内のエンジニアはすでにArgonを広範に活用しているという。

具体的な実績として記事が挙げているのが以下の2点だ。

  • データセンターのメモリを300TiB節約:「フリートワイドテレメトリデータ(fleet-wide telemetry data)」、つまりデータセンター全体から収集した運用データを活用し、Argonがメモリ最適化を支援した。
  • C/C++からRustへの大規模マイグレーション:Argonのエージェントが、re2やlibgav1といったコアライブラリの数千行、さらにFuchsia OSのZirconカーネルで80万行以上のコードをRustへ移行する作業を担った。

Rustへの移行はメモリ安全性の向上を目的としており、Googleが長年推進している取り組みだ。それを80万行規模でAIエージェントに担わせたという数字は、現時点での最大級のAIによるコード移行事例の一つとなる。

ベンチマーク:GPT-6やOpus 5.5を上回ると主張

Googleはベンチマーク結果も公開している。

ソフトウェアエンジニアリング向けのDeepSWE v1.1では、Gemini 4 Argonが77.9%を記録。記事によれば、これはOpenAIのGPT-6 Astra、Meta(仮称)のFable 5.1、AnthropicのClaude系列にあたるOpus 5.5を上回る数字だ。経済分析ベンチマーク「Vals Index」でも業界トップのスコアを主張している。

ただし、これらはGoogleが自ら提示したベンチマークであり、独立した第三者による検証はまだない。

出力トークン上限が大幅拡張:64,000→100万トークン

技術仕様で注目されるのが、出力トークン上限の大幅な引き上げだ。従来のGeminiモデルでは64,000トークンだった上限が、Gemini 4 Argonでは100万トークンに拡張される。

トークンとは、モデルが一度に処理・生成できるテキストの単位であり、100万トークンはおおよそ75万語に相当する。長大なコードベースのリファクタリングや、長文ドキュメントの一括処理といった「一度に完結させたい重厚なタスク」に対応することが意図されている。

いつ使えるのか

記事の時点では、Gemini 4 ArgonはGoogleの限定テスト段階にある。APIの料金体系も未発表のため、開発者が実際に組み込みを検討できる状況ではない。

社内での実績数字やベンチマーク結果を携えた発表は、外部評価を待たずに先手を打つGoogleの戦略とも読める。公式の続報はGoogle AI BlogおよびGoogle AI Developersで随時確認できる。

詳細はGoogle announces Gemini 4 Argon AI model, but you can't use it yetを参照していただきたい。